「MacOS Server(OS 10.13)」の版間の差分

提供:東海大学 コンピュータ応用工学科 稲葉研究室Wiki
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*Server.appのインストールと設定
*Server.appのインストールと設定
**mac App Storeに研究室AppleIDでサインインして Server.appをインストール
**mac App Storeに研究室AppleIDでサインインして Server.app (5.6.3)をインストール
**メニューから高度なサービスの中のOpen Directoryを表示させ,サーバーを管理者diradmin,適切なパスワードで追加する
**メニューから高度なサービスの中のOpen Directoryを表示させ,サーバーを管理者diradmin,適切なパスワードで追加する
**ユーザを「ローカル・ネットワーク・ディレクトリ」として追加していく.コントロールキーを押しながらクリックででてくる詳細オプションの中は以下の通りとする.
**ユーザを「ローカル・ネットワーク・ディレクトリ」として追加していく.ホームフォルダは一旦「ローカルのみ」を選んでOKし、Usersフォルダにアカウント名のフォルダを作成させて、そのあと、もう一度ユーザを編集で、ホームフォルダとして新規ネットワーク・ホームフォルダでUsersを選ぶ。二人目からは。まずローカルのみを選んで、そのあとはUsersが選択肢に出てくる。optionキーを押しながらアカウントをクリックして出てくる「詳細オプション」で、共有ポイントURLの先頭をsmbではなくてafpにする(ただし、起動ディスクがHFS+でフォーマットされている必要あり)。smbは問題多すぎる。
***ホームディレクトリ:/Network/Servers/insensatez.inaba-lab.org/Users/username
***共有ポイントURL:smb://insensatez.inaba-lab.org/Users
***ホームフォルダへのパス:username


*macOS 10.14 (Majove)以降でクライアントからsmb接続できない問題の対処
*ネットワークユーザログイン時にレインボーカーソルがてて操作不能になることへの対処
**Open Directoryを稼働しているとクライアントからsmb接続ができない問題がある(認証が通らない).Open Directoryを切れば,ローカルユーザは認証が通る.Open Directory入れるとローカルユーザ含めて通らない.本国のApple Communityでは話題になっていて,解決策もポストされている.https://discussions.apple.com/thread/8604395 や https://discussions.apple.com/thread/8574987?page=5 など.後者のページでポストされている解決手順は以下の通り.
**ネットワークユーザとしてログインしてmacを利用していると、頻繁にレインボーカーソルが出てFinderが操作不能になることが起きる。アクティビティモニタで確認すると、「日本語入力プログラム」が応答なしになっていることが多い。また、その際、メニューバーの日本語入力のアイコンをクリックした際に「日本語」の下が「.....」のようになっていて、日本語入力できない感じである。
# Open Directory Utility.app.
**「日本語入力プログラム」を再起動すれば一時的に復活するが、そのうちまた同じ症状になり、使い物にならない。
# Unlock.
**アップルの「日本語入力プログラム」を諦めて、Google日本語入力を使うことにすれば、解決しそうだが、なぜかネットワークユーザだと機能しない。(インストールして設定してもローマ字入力できない)
# Select Directory Editor.
**どうも、日本語入力プログラムが連絡先(Addressbook)を参照しに行って、固まっている様子があったので、それらをキーワードにしてググったら、 https://groups.google.com/forum/#!topic/fj.sys.mac.os-x/j9hJCeQul3c に投稿を見つけた。各自のホームのLibrary/Application\ Support/AddressBook のフォルダをアクセス禁止にしてしまうという荒技だが効果があるらしい。ということで、これを各ユーザにやらせるか、あらかじめ管理者がやっておく。
# From 'in node', select LDAPv3.
cd ~
# From 'Viewing', select Config.
chmod 000 Library/Application\ Support/AddressBook
# On the left side, select dirserv.
 
# Select the padlock next to 'in node' and authenticate with the Directory Administrator account.
*WebDAVの設定
# On the right side, expand the attribute, 'dsAttrTypeNative:apple-enabled-auth-mech'
** https://news.mynavi.jp/article/osxhack-202/ にあるように,コマンド wfsctl で設定できるはずだが,Server.appをインストールしてあると,この通りではうまくいかない(クライアントから接続すると「問題が発生しました」となる).
# Click the plus next to WEBDAV-DIGEST to add another value.  
** http://www.toddolthoff.com/blog_files/c6e4e39502d35b674693ad80ac2ca042-445.html のページに解決法あり.以下の手順でおこなう.
# Make the value 'SMB-NTLMv2'.
*** Server.appの表示メニューでWikiを表示させ,オンにしてWebDAVを有効にするのチェックマークを入れる.Wikiをオンにするとき,パスワードを更新するとかでてくるので,それはスキップする.
# Click Save.
*** wfsctlコマンドで設定.
# Restart.
sudo wfsctl share /Users
sudo wfsctl share /Public
  sudo wfsctl start
 
** クライアント側からはhttpsで接続可能
** 外部からも接続可能にするには,ルータの設定でhttpsのポートをポートフォワード(NAPT)しておく必要がある.


== フリーウェアツールのインストール ==
== フリーウェアツールのインストール ==
=== Stuffit Expander 16のインストール ===
=== Stuffit Expanderのインストール ===
*App Storeからダウンロードしてインストール.
*App Storeからダウンロードしてインストール.


=== CotEditor ===
=== CotEditor ===
*App Storeから最新バージョンをダウンロードしてインストール.
*App Storeから最新バージョンをダウンロードしてインストール.

2019年7月14日 (日) 04:59時点における最新版

初回起動時

  • ユーザ名,パスワードは特別なもの.
  • AppleIDは研究室のIDを「PC関係(ソフトウエアライセンスなど)」という緑色のファイルを見て入力.

システムの基本設定

  • 各種アップデート
    • アップルメニューのソフトウェアのアップデートを複数回程繰り返す必要があるかも。
  • 基本的な設定
    • システム環境設定の共有でマシン名を適切につける
    • IPアドレスは固定,DNSも適切に設定する.

サーバー機能のインストールと設定

  • ファイル共有の設定
    • Publicフォルダをシステムルートに作っておく.
    • (重要)システム環境設定の「共有」でPublicとUsersを共有開始するが,この時言語環境が日本語のままだと,Usersフォルダが「ユーザ」という日本語名で共有されてしまい,クライアント側で smb://hostname.inaba-lab.org/ユーザ としないと接続できない.その上,このあとのOpenDirectoryのユーザ設定でhome directoryや共有ポイントURLに日本語が入れられないのでクライアントでログインしてもホームがマウントされない事態になる.
    • ということで,まずシステム環境設定の「言語と地域」でEnglish を追加して最優先にしておき,再起動して,英語モードで共有設定でPublicとUsersを公開する.
  • Server.appのインストールと設定
    • mac App Storeに研究室AppleIDでサインインして Server.app (5.6.3)をインストール
    • メニューから高度なサービスの中のOpen Directoryを表示させ,サーバーを管理者diradmin,適切なパスワードで追加する
    • ユーザを「ローカル・ネットワーク・ディレクトリ」として追加していく.ホームフォルダは一旦「ローカルのみ」を選んでOKし、Usersフォルダにアカウント名のフォルダを作成させて、そのあと、もう一度ユーザを編集で、ホームフォルダとして新規ネットワーク・ホームフォルダでUsersを選ぶ。二人目からは。まずローカルのみを選んで、そのあとはUsersが選択肢に出てくる。optionキーを押しながらアカウントをクリックして出てくる「詳細オプション」で、共有ポイントURLの先頭をsmbではなくてafpにする(ただし、起動ディスクがHFS+でフォーマットされている必要あり)。smbは問題多すぎる。
  • ネットワークユーザログイン時にレインボーカーソルがてて操作不能になることへの対処
    • ネットワークユーザとしてログインしてmacを利用していると、頻繁にレインボーカーソルが出てFinderが操作不能になることが起きる。アクティビティモニタで確認すると、「日本語入力プログラム」が応答なしになっていることが多い。また、その際、メニューバーの日本語入力のアイコンをクリックした際に「日本語」の下が「.....」のようになっていて、日本語入力できない感じである。
    • 「日本語入力プログラム」を再起動すれば一時的に復活するが、そのうちまた同じ症状になり、使い物にならない。
    • アップルの「日本語入力プログラム」を諦めて、Google日本語入力を使うことにすれば、解決しそうだが、なぜかネットワークユーザだと機能しない。(インストールして設定してもローマ字入力できない)
    • どうも、日本語入力プログラムが連絡先(Addressbook)を参照しに行って、固まっている様子があったので、それらをキーワードにしてググったら、 https://groups.google.com/forum/#!topic/fj.sys.mac.os-x/j9hJCeQul3c に投稿を見つけた。各自のホームのLibrary/Application\ Support/AddressBook のフォルダをアクセス禁止にしてしまうという荒技だが効果があるらしい。ということで、これを各ユーザにやらせるか、あらかじめ管理者がやっておく。
cd ~ 
chmod 000 Library/Application\ Support/AddressBook
  • WebDAVの設定
    • https://news.mynavi.jp/article/osxhack-202/ にあるように,コマンド wfsctl で設定できるはずだが,Server.appをインストールしてあると,この通りではうまくいかない(クライアントから接続すると「問題が発生しました」となる).
    • http://www.toddolthoff.com/blog_files/c6e4e39502d35b674693ad80ac2ca042-445.html のページに解決法あり.以下の手順でおこなう.
      • Server.appの表示メニューでWikiを表示させ,オンにしてWebDAVを有効にするのチェックマークを入れる.Wikiをオンにするとき,パスワードを更新するとかでてくるので,それはスキップする.
      • wfsctlコマンドで設定.
sudo wfsctl share /Users
sudo wfsctl share /Public
sudo wfsctl start
    • クライアント側からはhttpsで接続可能
    • 外部からも接続可能にするには,ルータの設定でhttpsのポートをポートフォワード(NAPT)しておく必要がある.

フリーウェアツールのインストール

Stuffit Expanderのインストール

  • App Storeからダウンロードしてインストール.

CotEditor

  • App Storeから最新バージョンをダウンロードしてインストール.