「MacOSクライアント(OS 10.8以降)」の版間の差分

編集の要約なし
編集の要約なし
56行目: 56行目:
=== CotEditor ===
=== CotEditor ===
*[[http://coteditor.github.io]]から最新バージョンをダウンロードしてインストール.
*[[http://coteditor.github.io]]から最新バージョンをダウンロードしてインストール.
=== Gnu Octave関係 ===
*http://wiki.octave.org/Octave_for_MacOS_Xを参考にして,Homebrewでインストールする.ただし,ほかのインストラーが作った/usr/local/etc/や/usr/local/libに書き込み権限がなくてエラーになることがある。
**Homebrewはadminグループに属すadministratorアカウントで作業するので、これらのディレクトリに書き込めるように、パミッションとオーナグループを以下のよう変更する。(クリーンインストールでこれらのフォルダがないときは不要)
sudo chmod g+w /usr/local/etc/
sudo chmod g+w /usr/local/lib/
sudo chown :admin /usr/local/etc/
sudo chown :admin /usr/local/lib/
**その上で,以下の手順でoctaveをインストールする.
brew tap homebrew/science
brew update && brew upgrade
10.9以前の場合
brew install --env=std octave
10.10以降の場合
brew install octave --with-docs
最新バージョンはoctave3.8.0だが,(入っているのに)TeXをインストールせよとでてインストールエラーになる.これは環境変数PATHを無視するからで,MacTeXがインストールされているTeXbinへのパスが通らないから.これを従来通りPATHを参照するようにするに --env=std オプションをつけている.
なお,Javaがないと怒られるときは,指示に従って
brew install Caskroom/cask/java
でインストール.
**途中でリンカldがエラーを出すことがある.brew doctorでwarningとなるいらなそうなライブラリファイルなどを削除するとエラーがでなくなった.
**あと,途中で
brew link --overwrite フォーミュラ名
が何度か必要になるかもしれない.
**Xcode5の環境だと,octaveのインストール途中でtbbのインストールでエラーとなることがある.その場合,tbbだけを
brew install tbb --env=std
でインストールしてから,octaveをインストールしなおせばよい.(参考 https://github.com/mxcl/homebrew/issues/22545)
*gnuplotのインストール
brew uninstall gnuplot
brew install gnuplot --with-x
octaveのインストールでx11環境を使わないgnuplotがインストールされてしまうので,それをアンインストールしてから,改めてインストールし直す.
*gnuplotを使用するよう設定
sudo emacs /usr/local/share/octave/site/m/startup/octaverc
でoctavercを編集して,
setenv ("GNUTERM", "X11")
を追記
ついでに,
setenv ("LC_CTYPE", "en_US.UTF-8")
も追記しておく.これがないと,plot時にワーニングが多発する.
*Packageのインストール
**Octaveを起動して作業を行う.
controlとsignalのパッケージをインストールする.
**ユーザ全員が使う,Octave Forge repositoryからダウンロード,octave起動時に自動的にロードするように,以下のようなコマンドでインストールする.
pkg install -global -forge -auto control
しばらく応答無くてもじっと待つこと.optiPIDに関してワーニングがでるかも.なお,error: urlwrite: unable to open file とでてインストール出来ない場合は,Macを一度再起動するとできるようになった(謎).
**signalをインストールするために,まず,
pkg install -global -forge -auto general
pkg install -global -forge -auto specfun
をいれて,そのあと,
pkg install -global -forge -auto signal
でインストール.なんかワーニングがでるかも.
**例えば次のコマンドでボード線図が表示されるか確認する.
bode(tf([1],[1 1 1]))


=== TeX関係 ===
=== TeX関係 ===
63行目: 129行目:


*ミラーサイトからMacTeX.pkgをダウンロード
*ミラーサイトからMacTeX.pkgをダウンロード
*MacTeX.pkgをダブルクリックしてカスタマイズなしでインストール。ただし、GhostscriptとConvert(ImageMagik)はカスタマイズで外しておいて、別途Homebrewでインストールしたほうがいいかも。MacTeXのインストラーは/usr/local/etcと/usr/local/libをroot:wheelオーナで作成してしまうので、Homebrew(administrator:admin)でのパッケージのインストールに不都合がでる。
*MacTeX.pkgをダブルクリックしてカスタマイズなしでインストール。ただし、GhostscriptとConvert(ImageMagik)はカスタマイズで外しておいて、別途Homebrewでインストールしたほうがいいかも。MacTeXのインストラーは/usr/local/etcと/usr/local/libをroot:wheelオーナで作成してしまうので、Homebrew(administrator:admin)でのパッケージのインストールに不都合がでることがある。
**pathに/usr/texbinが追加される.
**pathに/usr/texbinが追加される.
**古いTeX関連のコマンドが,/usr/local/binに残っていると,それが優先されてしまう./usr/local/binから消すか,/usr/texbinのほうが優先されるようにpath設定を変えるかする必要がある.
**古いTeX関連のコマンドが,/usr/local/binに残っていると,それが優先されてしまう./usr/local/binから消すか,/usr/texbinのほうが優先されるようにpath設定を変えるかする必要がある.
83行目: 149行目:
をペーストして保存して終了.
をペーストして保存して終了.


*漢字コード変換のためにnkfをインストール.パッケージ管理はHomebrewにする.
*漢字コード変換のためにnkfをインストール.


**nkfをインストール
**nkfをインストール
92行目: 158行目:
   
   


*ここまでで一回動作確認.ターミナルで
*ここまでで一回動作確認.適当なソースファイルを用意し,ターミナルで
  platex hoge.tex
  platex hoge.tex
  dvipdfmx hoge.dvi
  dvipdfmx hoge.dvi
99行目: 165行目:
**元のソースで\usepackage[dvipdfm]{graphicx}は\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}に変更する必要があった.
**元のソースで\usepackage[dvipdfm]{graphicx}は\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}に変更する必要があった.
**SJISのソースファイルもそのままコンパイルできる.
**SJISのソースファイルもそのままコンパイルできる.
**pdfファイルについては,.bbファイルを消去しても,勝手に.xbbファイルを作ってくれた.
**pdfファイルについては,.bbファイルを消去しても,勝手に.xbbファイルを作ってくれるはず.


*日本語フォントの埋め込み設定
*日本語フォントの埋め込み設定
133行目: 199行目:
**環境設定の「書類」で設定プロファイルを「pTeX(ptex2pdf)」に,エンコーディングを「Japanese(ShiftJIS \)」にする(本来はUTF-8で統一したほうがいいのかも.でもいままでのもあるのでSJISで).
**環境設定の「書類」で設定プロファイルを「pTeX(ptex2pdf)」に,エンコーディングを「Japanese(ShiftJIS \)」にする(本来はUTF-8で統一したほうがいいのかも.でもいままでのもあるのでSJISで).


=== Gnu Octave関係 ===
*http://wiki.octave.org/Octave_for_MacOS_Xを参考にして,Homebrewでインストールする.ただし,ほかのインストラーが作った/usr/local/etc/や/usr/local/libに書き込み権限がなくてエラーになることがある。先に行ったMacTeXのインストールでこれらのオーナ:グループがroot:wheelになっているので以下のようにあらかじめ変更しておく.
**Homebrewはadminグループに属すadministratorアカウントで作業するので、これらのディレクトリに書き込めるように、パミッションとオーナグループを以下のよう変更する。(クリーンインストールでこれらのフォルダがないときは不要)
sudo chmod g+w /usr/local/etc/
sudo chmod g+w /usr/local/lib/
sudo chown :admin /usr/local/etc/
sudo chown :admin /usr/local/lib/
**その上で,以下の手順でoctaveをインストールする.
brew tap homebrew/science
brew update && brew upgrade
10.9以前の場合
brew install --env=std octave
10.10以降の場合
brew install octave --with-docs
最新バージョンはoctave3.8.0だが,(入っているのに)TeXをインストールせよとでてインストールエラーになる.これは環境変数PATHを無視するからで,MacTeXがインストールされているTeXbinへのパスが通らないから.これを従来通りPATHを参照するようにするに --env=std オプションをつけている.なお,Javaがないと怒られるときは,指示に従って
brew install Caskroom/cask/java
でインストール.
**途中でリンカldがエラーを出すことがある.brew doctorでwarningとなるいらなそうなライブラリファイルなどを削除するとエラーがでなくなった.
**あと,途中で
brew link --overwrite フォーミュラ名
が何度か必要になるかもしれない.
**Xcode5の環境だと,octaveのインストール途中でtbbのインストールでエラーとなることがある.その場合,tbbだけを
brew install tbb --env=std
でインストールしてから,octaveをインストールしなおせばよい.(参考 https://github.com/mxcl/homebrew/issues/22545)
*gnuplotのインストール
brew uninstall gnuplot
brew install gnuplot --with-x
octaveのインストールでx11環境を使わないgnuplotがインストールされてしまうので,それをアンインストールしてから,改めてインストールし直す.
*gnuplotを使用するよう設定
sudo emacs /usr/local/share/octave/site/m/startup/octaverc
でoctavercを編集して,
setenv ("GNUTERM", "X11")
を追記
ついでに,
setenv ("LC_CTYPE", "en_US.UTF-8")
も追記しておく.これがないと,plot時にワーニングが多発する.
*Packageのインストール
**Octaveを起動して作業を行う.
controlとsignalのパッケージをインストールする.
**ユーザ全員が使う,Octave Forge repositoryからダウンロード,octave起動時に自動的にロードするように,以下のようなコマンドでインストールする.
pkg install -global -forge -auto control
しばらく応答無くてもじっと待つこと.optiPIDに関してワーニングがでるかも.なお,error: urlwrite: unable to open file とでてインストール出来ない場合は,Macを一度再起動するとできるようになった(謎).
**signalをインストールするために,まず,
pkg install -global -forge -auto general
pkg install -global -forge -auto specfun
をいれて,そのあと,
pkg install -global -forge -auto signal
でインストール.なんかワーニングがでるかも.
**例えば次のコマンドでボード線図が表示されるか確認する.
bode(tf([1],[1 1 1]))


=== インターネット関係 ===
=== インターネット関係 ===


*Firefoxのインストール
*Firefoxのインストール
**[[http://www.mozilla.jp/firefox/:http://www.mozilla.jp/firefox/]]から Mac版をゲットしてインストール.
**[[http://www.mozilla.jp:http://www.mozilla.jp]]から Mac版をゲットしてインストール.